電子書籍は著作権保護の観点から購入したストアの専用アプリを利用しないと読めない仕組みになっています。別のストアで購入するとアプリの統一はできないので、利用する電子書籍ストアを1つに決めたいという方が多いのではないでしょうか。
僕も電子書籍の利用を始めた当初はAmazonのKindleストアだけを使っていました。ただ、ほかの電子書籍ストアを知ると、各ストアごとに魅力的なキャンペーンやクーポンを配布していて安く電子書籍が購入できること気がつきました。
そして、いまでは6つの電子書籍ストアを用途別に利用しています。
複数の電子書籍ストアを使うとアプリの統一ができず、購入した本をまとめて管理できないためふべんだと思っていました。ただ、複数アプリの使用に慣れると電子書籍ストアの使い分けがとても便利で、安く、たくさんの本が読めます。
そこで、この記事では複数の電子書籍ストアを使い分けるメリットとデメリット、使い分けのコツについて書いていきたいと思います。
ちなみに、僕がいま使っているストアは、Amazon Kindleストア、楽天Kobo、Amebaマンガ、BookLive!、DMMブックス、コミックシーモアです。
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漫画を毎日読んでいる漫画オタクのトミーです。Instagram(@tommy_manga1023)で毎日漫画情報を発信しています。
複数の電子書籍ストアを使い分けて少しでも安く漫画や本を買う方法を日々模索。僕が実際に電子書籍を買って読んでいる体験をもとに記事を執筆しています。
【結論】電子書籍ストアは使い分けがお得!アプリを統一してまとめて管理できないところがデメリット
電子書籍ストアを使い分けるとお得なクーポンが複数利用できるのでお得に本を買うことができるます。
また、複数ストアを利用すると、万が一、電子書籍ストアが閉鎖ときのリスク分散になります。
僕は用途に分けて電子書籍ストアを使い分けています。現在使用しているストアは楽天Kobo、コミックシーモア、Amebaマンガ、ebookjapan、まんが王国、DMMブックス、BookLive!、Amazon Kindleストアを利用しています。
各ストアのお得なクーポンやキャンペーンでたくさんの本が読めて満足しています。
ただ、唯一、使い分けをしたときの最大のデメリットはアプリを複数使う必要があることです。
電子書籍ストアの本棚アプリはストアごとの管理なので、例えば楽天Koboで買った本をebookjapanのアプリに移すといったように1つのアプリに統一してまとめて管理することができません。
アプリの切り替えは手間なので、将来は電子書籍ストア共通のアプリができて、どのストアで購入をしても1つのアプリで読めるようになってもらいたいものです。
続いて、電子書籍ストアを実際に使い分けてみて感じたメリット・デメリットについてまとめました
電子書籍ストアを使い分ける4つのメリット
- ほぼすべての電子書籍が網羅できる
- クーポンやセールで安く電子書籍が購入できる
- 整理整頓がやりやすい
- 万が一のときのリスク分散になる
これを読んで「なるほど、使い分けると良さそうだ!」と感じていただけたならぜひ複数の電子書籍ストアを利用してみてください。
ほぼすべての電子書籍が網羅できる
紙の本は取り寄せてもらえばどの書店でも同じ本が手に入ります。電子書籍は紙の本と違いストアによって品揃えに違いがあり、取り扱いがない場合はそのストアで本が手に入りません。
例えば、僕が利用している6社の品揃えは以下のとおりです。
このように、ストアによって品揃えがことなります。
例えばKindleストアで取り扱っているビジネス書が同じくらいの品揃えの楽天KoboやBookLive!にはなかったり、FANZA限定の大人コミック、コミックシーモア独占配信のTLやBLなど数は多くないかもしれませんが、そのストアを利用しなければ読めない本があります。
世界中の品物を取り扱うAmazon Kindleストアでも取り扱いのない電子書籍があったりするんですね。(現在は取り扱っていますが、以前はアルファポリスという出版社の取り扱いがありませんでした)
最近は差別化のためにコミックシーモアなど電子書籍ストアが独自レーベルを立ち上げて独占配信、先行配信などを行っていたりします。
複数ストアを使うことでたくさんの電子書籍を網羅することができるので読みたい本が見つかる確率が上がります。
クーポンやセールで安く電子書籍が買える
複数の電子書籍ストアを利用してすると、各電子書籍ストア初回特典やクーポン、セール・キャンペーンが利用できるのでお得に電子書籍を買えるチャンスが増えます。特に初回特典は半額クーポンなど激安で買えるチャンスがあるの利用したいところですね。
僕はこれ以上電子書籍ストアを増やしたくないと思いつつ、ついついAmebaマンガの初回100冊半額クーポンに惹かれて漫画を大量買いしてしまいました…(後悔はない)
電子書籍の整理整頓がやりやすい
実は複数の電子書籍ストアを使うと整理整頓がやりやすくなります。意外ですよね。
1つの電子書籍ストアだけを使っているとアプリの本棚に購入した本がどんどん増えていきます。特に漫画、小説、ビジネス書、ライトノベルなど様々なジャンルの本を読む人ほど本棚がカオスになります。
ジャンルごとに本棚を整理整頓すればいいのですが、これが面倒。ズボラな僕には整理整頓は無理でした。
複数の電子書籍ストアを利用する場合、Myルールでストアごとに買う本のジャンルを分けておくと自然と本棚の中身が同じジャンルでまとまるので最小限の整理整頓で済むようになります。
僕の場合、ビジネス書が読みたいなと思ったらKindleアプリを開けばOK。家族と共有してる漫画や小説なら楽天Kobo、大人コミックならDMMブックスという感じですね。
これはズボラな人ほど大きなメリットとして感じてもらえるのではないでしょうか。
電子書籍ストアが閉店した時のリスク分散になる
あまり考えたくはないことですが、利用している電子書籍ストアが閉店してしまうとこれまで購入した電子書籍が読めなくなる場合があります。
1つのストアしか利用していなくて、そのストアが閉店してしまうと、いきなり全ての本が読めなくなる場合があります。リスクが高いですよね。
複数ストアを利用していれば一部は読めなくなるかもしれませんが、すべての本が読めなくなるという最悪の事態は回避できます。
ストア閉店時のリスクを回避するためにも複数ストアを利用をオススメします。
- Kindleストアがサービスを終了する可能性は?
- 楽天Koboがサービスを終了する可能性は?
- コミックシーモアがサービスを終了する可能性は?
- DMMブックスがサービスを終了する可能性は?
- Amebaマンガがサービスを終了する可能性は?
- まんが王国がサービスを終了する可能性は?
- hontoがサービスを終了する可能性は?
- BookLive!がサービスを終了する可能性は?
- BOOK☆WALKERがサービスを終了する可能性は?
- dブックがサービスを終了する可能性は?
- リーダーストアがサービスを終了する可能性は?
- Renta!(レンタ)がサービスを終了する可能性は?
- COCORO BOOKSがサービスを終了する可能性は?
- DLsite comipoがサービスを終了する可能性は?
- めちゃコミックがサービスを終了する可能性は?
複数電子書籍ストアを使う3つのデメリット
- アプリを複数インストールしなければいけない
- ストアの独自ポイントが分散する
- ストアごとに購入する本のルールを決める必要がある
デメリットもしっかり解説していきます
アプリを複数インストールしなければいけない
利用する電子書籍ストアが増えると各電子書籍ストアの本棚アプリをスマホやタブレットにインストールして、読みたい本が入っているアプリを開く必要があります。
統一して使えるアプリや本棚をまとめることができればいいのですが、現在はそのようなアプリはありません。
利用するストアが増えれば増えるほど、アプリが画面にふえていきます。
スマホの画面が電子書籍アプリだらけになるので1つのフォルダにまとめるなどで整理しましょう。
ストアの独自ポイントが分散する
電子書籍を購入するとほとんどのストアでポイントが貯まります。ストアの独自ポイントの場合もありますし、Tポイントや最近だとPayPayポイントなど汎用性の高いポイントが付くストアもあります。
ポイントを貯めるということを重視するなら1つのストアを利用し続けたほうが同じポイントが貯まるのでお得です。
僕はボイントよりも読みたい本とクーポン・セールの安さを重視しているの複数ストアの使い分けが便利だと感じています。
ただ、楽天経済圏をガッツリ利用するなら楽天Koboを使い続けるのも悪くはないと感じます。(ゆえに、メインストアとして利用しています)
ストアごとに購入する本のルールを決める必要がある
最初に書いた「Myルール」の決め方に失敗すると「あの本はどこで買ったっけ・・・」と購入したストアが分からなくリスクが増えます。
僕も若干ミスをしていてKindleストアと楽天Koboでビジネス書を買ってしまっています。そのため、どっちのストアで買ったのかわからなくなることがあるのでルールを決めたらしっかり守るようにしましょう。
どこで買ったのか分からなくなるといちいちアプリを開いて読みたい本を探さなければいけないので逆に手間です。
最初に「このジャンルはこのストア!」としっかりルール決めをしておきましょう!
電子書籍ストアを使い分けをするなら最初にルール決めをする
電子書籍ストアの使い分けをするなら、必ずMyルールを決めをしましょう。
特に次の2つのルールをしっかりと決めておくと使い分けによるメリットを最大限に受けることが出来ます。
- 電子書籍ストアごとに購入するジャンルや出版社などを分ける
- 漫画やライトノベルなどシリーズ作品は同じ電子書籍ストアで購入する
電子書籍ストアごとにジャンル・出版社などMyルールを明確にする
まず最初に電子書籍を買う時のMyルール決めをしましょう。
例えば僕はAmazon Kindleストア、楽天Kobo、Amebaマンガ、BookLive!、DMMブックス、コミックシーモアを併用していますが以下のようにルールを決めています。
- Kindleストア → ビジネス書、専門書
- 楽天Kobo → メインストアで漫画や小説など(家族と共有)
- Amebaマンガ → 完結済み全巻セット
- BookLive! → 家族と共有したくないマンガ
- DMMブックス → オトナコミック
- コミックシーモア → ティーンズラブ、ボーイズラブ
ほかにもブログや趣味で色々なストアを利用していますが、主に電子書籍を買うのはこの6ストアです。
ビジネス書・専門書は品揃えが一番いいKindleストアで購入しています。Kindle Unlimitedや電子書籍専用リーダーのKindleがあるのもいいですね。
楽天Koboは発売直後の新刊に使えるクーポンが毎週もらえるのでメインストアとして利用しています。台数無制限のマルチデバイスもあるので家族と共有して電子書籍を楽しむのにも最適です。
Amebaマンガは初回100冊半額クーポンと全額コインバックの特典に惹かれて利用をはじめました。新刊が出るマンガは楽天Koboで購入しているので、完結済みの漫画を買うようにしています。
BookLive!、DMMブックス、コミックシーモアは家族と共有したくないコミックをコッソリ楽しむために利用しています。
これはあくまでも僕の例なので、ぜひご自身の読みたい本やジャンルに合わせてMyルールを決めてストアを使い分けてみてください。
漫画やラノベなどのシリーズ作品は同じ電子書籍ストアで統一する
漫画やライトノベルなどのシリーズ作品は1つのストアで買い続けましょう。
例えば、『ONE PIECE ワンピース』の1巻〜10巻はKindle、11巻〜30巻は楽天Kobo、40〜50巻はBookLive!みたいな買い方はダメです。読みたい時に「あれ?30巻はどのストアで買ったっけ…?」となって探すのが大変なのでやめましょう。
シリーズものは一度買い始めたら買ったストアでずっと買い続けるようにしてください。これだけは分け方て買ってもいいことはありません。
バラバラに買ったら訳が分からなくなりそう
必ず守って欲しいルールだね
結局、電子書籍ストアの使い分けはすべき?
ここまで複数の電子書籍ストアを使い分けるメリット・デメリット、使い分けのコツについてまとめました。
結局、電子書籍ストアの使い分けはしたほうがよいのでしょうか?しないほうがよいのでしょうか?
人それぞれといってしまったらそれまでなのですが、僕は3つくらいのストアを使い分けるのが良いのではないかと思います。
漫画だけ読む場合でもいくつかのストアを併用するとクーポンやセールなど時期がずれて使える場合が多く、安く・お得に電子書籍が買える機会が増えるからです。
安さよりも電子書籍ストアの管理のしやすさや、本を一元管理したいなら無理に使い分ける必要はありません。当たり前ですが、1つのストアに絞ったほうが管理はしやすいですからね。
いろいろなジャンルの本を読む方は使い分けしたほうが、僕はメリットが大きいと思っています。
ただし、使い分ける場合はしっかりとMyルールを決めるようにしてくださいね!
電子書籍ストアの使い分けをするメリット・デメリット|まとめ
複数の電子書籍ストアを使い分けしたときのメリット・デメリットについてまとめました。
使い分けるメリットは全部で4つです。
- ほぼすべての電子書籍が網羅できる
- クーポンやセールで安く電子書籍が購入できる
- 整理整頓がやりやすい
- 万が一のときのリスク分散になる
複数ストアを使うことで様々なメリットを受けることができます。ただし、複数ストアを利用するためにはしっかりとMyルールを決めてから利用しましょう。
マイルールを決めるポイントは以下の2つでした。
- 電子書籍ストアごとに購入するジャンルや出版社などを分ける
- 漫画やライトノベルなどシリーズ作品は同じ電子書籍ストアで購入する
ジャンルで分けて、シリーズは同じストアで買い続ければ間違いありません。
複数ストアを利用して安く・お得にたくさんの本を読みましょう。
それでは、良き電子書籍ライフを!