
このあいだ電子書籍で買ってた漫画、私も読みたいんだけど別々に買わないとダメなのかな?

家族で別々に買うのはバカらしいよね

うん。紙の本なら回し読みできたけど、電子書籍って家族で共有できたりしないの?

家族間でなら電子書籍を共有(シェア)できる方法が2つあるから説明するね
面白い漫画や本って家族みんなでシェアして読みたいですよね。特に最近は自宅にいても購入できる電子書籍の人気が高まり、なおかつ親子でハマれる作品などがどんどん出てきて家族で電子書籍を共有したいと思うことが増えています。
紙の本を家族で本を共有する場合は順番にまわし読みをしていましたが、電子書籍の場合はどうすればいいのでしょうか?
そこで、この記事では家族で電子書籍を共有する2つの方法について解説していきます。

家族で電子書籍を使いたい方の参考になれば嬉しいです
電子書籍を家族で簡単に共有する2つの方法

詳しく解説していきます
タブレットやスマホでまわし読みする

家族で電子書籍をシェアする方法は、紙の本と同じ感覚で電子書籍をダウンロードしたスマホ・タブレットをまわし読みすることです。これなら家族で電子書籍を読むことができます。
でも、電子書籍を家族で共有するためとはいえ、自分のスマホを家族に渡すのは嫌ですよね。また順番待ちするのも実は電子書籍のメリットを活かせていません。

私のスマホで読まれるのはいやだな…

僕もいやだね…
個人情報満載のスマホを使われるのが嫌な場合は家族用のタブレットやパソコンなどを用意してもいいと思います。ただ、スマホやタブレットは高価なのでわざわざ電子書籍のために家族専用のデバイスを用意したくはないですよね。
そこでおすすめの方法が次に解説する「各自のスマホやタブレットでアプリにログイン」して電子書籍を読む方法です。
電子書籍を購入したアカウントが共有できる「マルチデバイス機能」を利用する
マルチデバイス機能とは?

【マルチデバイス】
マルチデバイスとは、サービスやコンテンツを複数の端末(デバイス)間で共通して利用できること、あるいは、特に複数の端末間で情報を同期し、場合に応じて利用する端末を選びながら利用・視聴ができることなどを指す語である。特に、アプリケーションストア、電子書籍ストア、音楽配信サービスなどに関して「マルチデバイスである」と表現する場合、所有するコンテンツや写真ギャラリー、電子書籍の本棚、音楽のプレイリストなどの情報を複数のデバイス間で同期・共有する機能を指すことおが多い。「マルチデバイス対応」や「マルチデバイス連携」などとも呼ばれる。こうした機能は主にクラウドを利用して実現される。
引用:https://www.weblio.jp/content/%E3%83%9E%E3%83%AB%E3%83%81%E3%83%87%E3%83%90%E3%82%A4%E3%82%B9
英語で「多くの」という意味の”multi”(マルチ)と「装置」という意味の”device”(デバイス)を組み合わせた言葉です。
家族で電子書籍を共有したいときは電子書籍ストアのアプリについている「マルチデバイス機能」を利用しましょう。「マルチデバイス機能」を使うとスマホ、タブレット、PCなど複数の端末で電子書籍を同時利用(並行利用)できるようになります。
「マルチデバイス機能」の使い方は簡単で、スマホ、タブレット、PCなど電子書籍を読みたいデバイスに電子書籍ストアのアプリをインストール、電子書籍を購入しているアカウントでログインをするだけです。
また、「マルチデバイス機能」はほとんどの電子書籍ストアのアプリに初めから無料でついている機能になります。申し込みなどは不要です。

1人で電子書籍を読むときも様々なデバイスで読んだページを共有できるとても便利な機能なんですよ
家族でマルチデバイス機能=電子書籍本棚を共有するイメージ

電子書籍ストアのアプリをスマホ、タブレット、PCの各デバイスにインストールして同一アカウントでログインすれば、複数の端末で並行利用(同時利用)が可能になります。
例えば、お父さんは自室のPC、通勤中はスマホ、お母さんはリビングでタブレット、子供達は自分のスマホなどそれぞれの個人デバイスで家族用の電子書籍本棚を共有できるようになります。

お父さんのスマホを家族で回して使うなんてことはしなくていいです
重要なことは同一アカウントを家族で使うことです。
電子書籍の本棚はアカウントに紐づいているので別アカウントでアプリにログインすると意味がありません。
お父さんのアカウントを代表で使っても良いですし、家族用に共用のアカウントを作るのも良いでしょう。とにかく、同じアカウントでアプリにログインしてください。

大事なことなのでもう一度。同じアカウントでログインしましょう!
これでどのストアでも本棚を家族で共有できるはずです
電子書籍本棚のイメージ
電子書籍本棚を家族で共有するのは、自宅の紙の本棚をみんなで共有するのと変わりありません。
簡単に図で表すとこのようなイメージです。

このように各自の端末で同じ電子書籍本棚にアクセスして読みたい本をダウンロードします。
同じアカウントで購入すれば買った本は全て同じ本棚に入るのでみんなで読むことができます。
逆に家族と共有したくない本はみんなで使うアカウントで買ってはいけません。秘密の読書のはずが一発で家族にバレてしまうの注意しましょう。

架空の本棚を家族で共有するのって、近未来的でいいですよね
主要電子書籍ストアのマルチデバイス対応状況まとめ
「マルチデバイス機能」は電子書籍ストアのアプリが無料で提供している機能です。
スマホ、タブレット、PCに備わっている機能ではないのでご注意ください。
また「マルチデバイス機能」で同時利用できる端末台数は電子書籍ストアによって違います。マルチデバイスの台数が多ければ多いほど、同時に利用できる端末が多くなるので家族で共有するのにオススメです。
例えば、3台同時接続までより10台まで同時接続の方がいいですよね。
そこで当サイトがオススメする電子書籍ストアのマルチデバイス対応状況をまとめました。
1つのアカウントで同時に利用できる端末台数は電子書籍ストアごとに違っていて、以下のようになっています。
電子書籍ストア | マルチデバイスできる台数 |
---|---|
楽天Kobo | 無制限 |
DMMブックス | 無制限 |
dブック | 10台(※) |
BOOK☆WALKER | 7台 |
Amazon Kindleストア | 6台 |
BookLive! | 5台 |
ebookjapan | 5台 |
コミックシーモア | 5台 |
honto | 5台 |
まんが王国 | 5台 |
Amebaマンガ | 4台 |
Renta! | 0台(マルチデバイス非対応) |
※1つのdアカウントに対し、dブック・別途契約がある場合dマガジンの2サービスで合計10台まで登録可能。
もし利用台数の上限に達した場合、登録してある端末を解除して”空き”を作ることで新規端末を登録することができるようになります。
例えば、上限5台で6台目のデバイスを登録したい場合は、すでに登録済みの5台から1台の登録を解除して空きを作り、そこに6台目の端末を登録するという感じです。
この端末管理、実は結構面倒なので出来れば台数が多いところを選んだ方がいいです。

次に家族で使うのにオススメのストアをまとめます
家族で電子書籍を共有するときにオススメの電子書籍ストア
家族で電子書籍を購入しているアカウントを共有するときにオススメの電子書籍ストアは以下の3つです。
楽天Kobo

家族で電子書籍アカウント共有するなら楽天Kobo電子書籍ストアがオススメです。
オススメする最大の理由は「マルチデバイス機能」の同時利用できる台数が無制限なところ。スマホ、タブレット、PC何台でも同時に利用することができます。

家族で使い出すと5台くらいの同時接続じゃ正直足りないんです
1人1台スマホを持っていて、そこにタブレットやPCが加わると10台くらいは同時接続できないとストレスを感じる時があります。

台数無制限はありがたいです
また、楽天Koboは楽天市場をはじめとする楽天のサービスで使える楽天スーパーポイントが貯まる&使える電子書籍ストアです。
家族がいると楽天市場で買い物をしたり、ふるさと納税、積立投資、楽天モバイル、楽天でんきなど家計と密接に関わるサービスが多いですよね。
僕自身、楽天市場での買い物や投資、楽天銀行などを利用しており、楽天ポイントが使える楽天Koboで電子書籍を買うことはとてもお得だと感じました。
また家族で利用するとたくさんの本を買いますよね。楽天Koboは割引クーポンを毎週配布しているので安く電子書籍を買うことができます。家計にも優しい電子書籍ストアです。

家族で使うなら楽天Koboがイチオシです
DMMブックス

DMM.comが運営する電子書籍ストア「DMMブックス」も家族で電子書籍を共有する時に利用がオススメのストアです。
オススメの理由の1つは楽天Koboと同じで台数無制限のマルチデバイス機能が使えるから。台数無制限というだけで素晴らしいです。

台数無制限のマルチデバイス機能は正義です
DMMブックスはお得度の面でもオススメできるストアです。
無料会員登録するだけで必ずもらえる初回購入50%OFFクーポン、年3回実施するほぼ全品50%ポイント還元祭「DMM電子書籍スーパーセール」などお得に電子書籍を買うことができます。
※初回購入50%OFFクーポンは現在配布を停止中
特にまとめ買いがお得にできるストアなので漫画全巻のイッキ買いなどにオススメです。
BookLive!

BookLive!も家族で共有する場合にオススメできる電子書籍ストアです。
同時利用できるのは5台までというところは不満点ですが、電子書籍ストアの中でトップクラスの100万冊を超える品揃え、毎日引けるクーポンガチャのお得度がオススメできるポイントです。
家族で利用する場合、それぞれの趣味趣向があるので品揃えは多い方がいいですよね。ビジネス書が好きなお父さん、小説が好きなお母さん、漫画が好きな子供という感じで広いニーズをカバーしてくれます。
さらに、クーポンガチャで毎日お得な割引クーポンがもらえます。豊富な品揃えと毎日安く電子書籍を買えるところがBookLive!の魅力です。
電子書籍を家族で共有するときによくある質問(FAQ)
電子書籍を家族で共有するのは違法ですか?
家族で電子書籍を共有するのは違法ではありません
ストアの利用規約によりますが、電子書籍を家族で共有するのは違法になりません。安心して電子書籍を楽しんでください!
電子書籍を家族で共有するのは無料ですか?
マルチデバイス機能(複数端末での同時利用)は無料で利用できます
マルチデバイス機能は電子書籍ストアのアプリに標準でついている機能です。無料で利用できますのでご安心ください。
ただし、ストアごとに同時利用できる台数が違いますので注意が必要です。
電子書籍を家族で共有するために必要なものは何ですか?
利用したい人数分のデバイスが必要です
マルチデバイス機能(同時利用機能)を使って電子書籍を家族で共有する場合はデバイスが複数台必要になります。例えば、夫婦で同時利用したいならスマホ・タブレットは最低2台必要です。
何人でどのように同時利用するかで必要な台数は変わります。まずは何人で共有したいかご確認ください。
友人や会社内で電子書籍を共有や回し読みはできますか?
規約違反になる可能性があります
電子書籍を友人や会社内などで共有する場合は規約違反(違法)になる可能性があります。
例えば、以下のような利用規約を規定しているストアがあります。
第6条(譲渡禁止)
会員は、会員たる地位及び会員として有する権利を第三者に譲渡又は質入れもしくはその他第三者の権利を設定することはできないものとします。
booklive利用規約
2. お客様は、ユーザーIDおよびパスワードを第三者に譲渡、売買、承継、貸与、開示または漏洩してはならないものとします。
コミックシーモア利用規約
第三者にアカウントを開示することや譲渡することを禁止する規約を設けているストアがありますので友人や会社の同僚などにはアカウントは開示しないようにしましょう。
電子書籍を家族で共有する方法|まとめ
家族で電子書籍を共有する方法はいかの2つです。
どちらも簡単に電子書籍を家族で共有することができますが、僕は「各自のスマホやタブレットでアプリにログイン」するマルチデバイス機能を利用して共有することをオススメします。
ぜひ家族で電子書籍を楽しんでくださいね!
オトナコミック、ボーイズラブ、ティーンズラブ、写真集など自分の趣味趣向の中で留めておきたい本は家族共有のアカウントで買わないようにだけ注意してください。
それでは、良き電子書籍ライフを!