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読みたい本が電子書籍化されない理由は作者と出版社が原因|今後、電子化される可能性は?

スマホ、タブレットがあれば、いつでも、どこでも、すぐに読むことができるとても便利な電子書籍。

2010年の電子書籍元年以降、多くの電子書籍が発売されてきました。

しかし、「読みたい」と思った本が電子書籍化されていないことってありますよね。

電子書籍なんてすぐに作れるんじゃないの?と思いがちですが、そうではないんです。

特に過去の作品(旧作、既刊)はなかなか電子書籍化が進んでおりません

では、なぜ電子化が進まないのか?

この記事では本の電子書籍化が進まない理由と、今後の電子書籍化の可能性についてまとめたいと思います。

読みたい本が電子書籍化されない理由

電子書籍化されない理由は以下の4つが考えられます

  • 作者の意向
  • 作者と電子書籍契約が結べない
  • デジタルデータが存在していない
  • 出版社の人手が足りない

それぞれについて解説していきます。

作者の意向

作者が電子書籍を嫌う場合、電子化に同意しない場合は電子化されることはありません

例えば、大ヒットご長寿コミック『はじめの一歩』の作者・森川ジョージ先生は電子書籍化を保留にしている作家として有名です。

単行本コミックはもちろん電子化されていませんし、『はじめの一歩』を連載している週刊少年マガジンの電子版に掲載もされていません。

他にも、『20世紀少年』『YAWARA!』の作者・浦沢直樹先生や『スラムダンク』『バガボンド』の作者・井上雄彦先生などの人気作家の作品も電子書籍化されていませんね。

大物作家の人気作品は意外と電子化されていなかったりします。

浦沢直樹先生は以下の記事で電子書籍化についてインタビューを受けていますのでぜひ読んでみてください。
作者としてどのような考えなのかを知ることができます。

このように、作者が電子書籍化についてNOと言っている場合、電子化されることはまずありません。

作者と電子書籍契約が結べない

もう1つ、作者絡みで電子書籍化が進まない理由があります。

それは、作者がすでに死亡しているなどで著作権を持つ人と電子書籍契約が結べない場合です。

10年前、20年前、それ以前など出版社はもちろん電子書籍が普及するなど微塵も思っていないので電子書籍配信に関する契約を著者と結んでいません。

そのため、著作権がある既刊本や絶版本を著作権保有者と電子書籍契約がないまま勝手に電子化はできないのです。

デジタルデータが存在していない

最近は紙の本はまずデジタルデータで本を作成、印刷所で印刷して取次に納品、全国に流通という流れで我々の元に本が届きます。
電子書籍はこのデジタルデータから作られます。

このデジタルデータはDTPデータと呼ばれ、フォトショップとかイラストレーターなどのソフトで作っているんですね。

フォトショップとかイラストレーターでマンガや小説が作れると知ったときびっくりしました(笑)

電子書籍はこのDTPデータが重要で、既刊本や絶版本などでDTPデータが存在しない場合、元となるデータが存在しないため電子化が進みません。

出版社の人手が足りない

既刊本や絶版本などの電子化が進まない理由が”DTPデータがないため“なら作ればいいと思うかもしれませんが、簡単な話ではありません。

出版の権利を持っている出版社はもちろんこれまで紙の本の販売をメインにしているため電子書籍用の部署や人員が整っていないのが現状です。

そのため、DTPデータを作ることができず、紙の本があるから簡単に電子化できるということにならないのです。

特に、電子化しても売り上げに繋がるかわからない既刊本や絶版本などは後回しになるということは必然なのかもしれませんね。

電子化しても売れなければ出版社としてやる意味がありませんからね。慈善事業ではないのです。

今後、読みたい本が電子書籍化される可能性は?

電子書籍化が進まない本の理由を踏まえ、今後、電子書籍化される可能性についてまとめます。

作者次第のものは今後の出版社の働きかけに期待

森川ジョージ先生や浦沢直樹先生のように、まだまだ電子書籍に懐疑的な作者は多いと思います。

ただ、時代は確実に電子書籍が推進する方向に進んでいるので、時間が経てばどんどん電子書籍化していくのではなでしょうか。

電子化のためにも出版社から作者への働きかけ、読者が電子書籍で読みたいという意見を主張していく必要はあるかもしれません。

作者次第の電子化の場合は、今後十分に電子化する可能性はあるでしょう。

出版社の体制によるものは先行き不透明

DTPデータが無いために電子化できず、かつDTPデータを作るための人員が足りていない出版社の本は今後も電子化は期待できないかもしれません。

結局は出版社がどれだけ電子書籍に力を入れるのかという話になります。

電子書籍は年々売り上げ拡大、シェアを獲得していますが、出版社がそこにどれだけの魅力を感じるかは未知数です。

読者の声として、電子書籍化して欲しい本のタイトル、著者などを出版社に伝えることが大切かもしれないですね。

電子化著作権がとれないもの

これは電子書籍化するのが難しいでしょう。

期待できるとすれば、著作権が切れた後に出版社が電子化してくれるパターン。

ただ、いつになるのわからないので、気長に待つか、紙の本を買った方が良いでしょう。

まとめ

「読みたい本」が電子書籍化されない理由についてまとめました。

  • 作者に理由があるもの
  • 出版社に理由があるもの

の2つに分けることができますが、便利な電子書籍が今後もっと普及していくためには作者も出版社も、もっと電子書籍について積極的になるべきだと思います。

そして、何より、読者が電子書籍で本を読みたいという声を作者や出版社に届けることが一番なのではないでしょうか。

将来は最新作も、人気作も、絶版の本も全てが電子書籍で手に入るような時代になって欲しいですね!